P-oneカードから、P-one Wizというクレジットカードが発行されています。
年会費無料で還元率は驚異の1.5%をマークしています。入会から3ヶ月間はさらに1%追加して、2.5%還元です。
さらに、P-oneカードは利用金額から自動キャッシュバック対応となっており、ちまちまポイントを貯めるなんて面倒だ、という方に最適のクレジットカードとなっています。
今回は年会費無料でありながら、驚異の還元率のP-one Wizを紹介していきたいと思います。
P-one Wizカードの概要
P-one Wizは、ポケットカードという会社が発行するクレジットカードになります。
ポケットカードという会社は知名度はないかもしれませんが、ファミマTカードや、Tカードプラス、ZOZOCARD、コーナンカードなどを提携発行している会社です。
また、ポケットカードの親会社はファミリマートになるので、会社としては信頼できる会社ですね。
ポケットカードは現在4種類のカードを発行していますが、その中で最も還元率が高いのがP-one Wizです。
P-one Wizの基本的なスペックは下の通りです。
- 年会費:無料
- 国際ブランド:Mastercard、VISA、JCB
- 申込み資格:18歳以上の方(高校生の方は除く)、自宅に電話連絡可能、安定した収入がある方、またその配偶者
- 還元率:1%〜1.5%(Tポイントへの交換時)
このように発行条件は、P-one(standard)と同じです。
還元率は、P-one(standard)より優遇されています。
P-one Wizのメリット
P-one Wizを利用すると、自動的に1%がキャッシュバックされます。実際には利用料金の1%相当の金額が値引きされて、請求されます。
すごくざっくりですが、1万円をP-one Wizカードで利用した場合、9,900円が請求されるという事ですね。
1ヶ月あたりのキャッシュバック金額に、上限の設定はありません。最大でクレジットカードの限度額まで使い切って、キャッシュバックを受ける事ができます。
もちろん、携帯電話、電気・ガス・水道などの公共料金の支払いでも割引が適用されます。
ここまでは、P-one(standard)と同じですが、P-one Wizは、1%のキャッシュバックに加えて、さらに1,000円あたり1ポイントのポケットポイントが付与されます。
ポケットポイントは、1ポイントあたり3円相当(0.3%還元)の価値ですが、P-one Wizは特別に1ポイント5円相当のレート(0.5%還元)でTポイントに交換できます。
つまり、P-one Wizは、利用料金からの1%のキャッシュバックと、特別ポイント交換で0.5%還元となり、合計で1.5%の還元となるわけです。
さらに、P-one (standard)はポイント交換が最低300ポイントからですが、P-one Wizは100ポイントから交換が可能です。
還元率について厳密に説明しますと、ポケットポイントは1%キャッシュバックされた請求金額に対して、付与されます。本当のTポイントの還元率は、0.495%になります。ここまで細かい数字を追求しても誤差の範疇になってきますので、1.5%という理解でいいと思います。
年会費無料で、通常加盟店で利用で1.5%還元を実現しているのは、驚異的な数字です。
年間50万円の利用で、7,500円分の還元を受けられます。年間100万円の利用で、15,000円の還元です。
最近のキャッシュレスの動きでほとんどのお店でクレジットカード払いができますし、公共料金などの固定費の支払いを集めると、あっという間に100万円ぐらいにはなると思います。
例えば、よくある0.5%還元のクレジットカードだと、100万円で還元されるのは5,000円です。その差は明らかです。
P-one Wizのデメリット
いいこと尽くめのP-one Wizですが、デメリットも存在します。デメリットもきちんと理解した上で、使いこなしましょう。
100円未満が切り捨て
P-one Wizはカードを利用するごとに、100円につき1%のキャッシュバックとなります。
利用のたびに、100円未満(1〜99円)は切捨てとなってしまいます。
楽天カードなどは1ヶ月の利用料金に対してポイント付与の計算がされるので、端数を切捨てるのは1か月に1回だけです。
その点、P-one Wizは、決済するたびに100円未満が切捨てられます。
よほど細かい金額の利用をしなければ気にならないレベルだと思いますが、地味に損している気分になります。
ETCカードが有料でポイント付与の対象外
ETCカードの発行に1,000円必要で、更新時にも1,000円必要です。さらに、ETCの利用はポイント付与の対象外です。
もはや、P-one WizでETCカードを利用する価値はありません。
これは、P-one (standard)でも同様のデメリットです。
旅行保険・付帯サービスがない
P-one Wizには、海外旅行・国内旅行の傷害保険はありません。
また、他のクレジットカードによく付帯する空港ラウンジの利用特典などもありません。
年会費無料で自動キャッシュバック機能の利便性と相殺だと考えて、サブになるカードをもう1枚発行しましょう。
年会費無料で旅行傷害保険が、しっかりしているエポスカードなどが候補となります。
関連記事:エポスカードのポイントの貯め方最新ガイド【2020年版】エスポポイントをガンガン貯める方法
リボ払い専用カード
P-one Wizは「リボ払い専用」のクレジットカードです。これは、P-one Wizの最大のデメリットです。
P-one Wizの場合、リボ払い手数料は実質年利は18.0%となります。1.5%取るのに、年利18.0%も取られたら結局、高還元率も意味ねーじゃんとなります。
しかし、P-one Wizカードには抜け道があります。
P-one Wizのショッピング利用については、「全額払い」という選択が可能になっています。さらに、リボ払い手数料が「初回無料」という点です。
この全額払いという方法を利用すると、利用金額を月末締で計算し、翌々月1日に全額支払う方法になります。
※変更は、会員専用のネットサービスにログインして変更します。
この設定をすると、リボ払いの手数料は発生しません。
注意点としては、「全額支払い」へ変更する前に、すでに初回のリボ払いを行なっている支払いがある場合は、その残高に対してのリボ手数料が発生するという点です。
面倒な場合は、P-one Wizカードを発行して利用する前に、会員のWebページで設定変更してしまいましょう。
まとめ
P-one Wizは年会費無料、利用額から自動的に1%のキャッシュバックと、更に0.5%の特別還元のポイントが目玉です。
年会費無料で驚愕の還元率を誇っています。ぜひとも活用して、還元三昧のクレカライフを送って頂きたいと思います。
最大の注意点としては、P-one Wizが「リボ払い専用」カードである事です。
還元率1.5%を取るのに、実質年利18.0%も取られたら元も子もない状態になります。Pーone Wizが発行されたら利用する前に、「全額払い」の設定を行いましょう。
そうすれば、当月利用金額が月末に締められて翌々月1日に全額支払いとなり、リボ払い手数料が発生しなくなります。
くれぐれも「リボ払い」だけは、避けるようにしてクレジットカードを賢く活用しましょう。