ずいぶん待っていた方もいらっしゃるかと存じますが、2020年10月13日よりアメックスのメンバーシップ・リワードのポイントをJALマイルに直接移行することが出来るようになりました。
やはり日本国内の航空会社になりますので、ANAと同じく利便性が極めて高いので希望する方が多かったのではないかと思います。
しかしながら、メンバーシップ・リワード・プラスに登録したとしても、交換レートは40%と低めな設定となっています。
アメックスのメンバーシップ・リワード(アメックスのポイント)は、100円につき1ポイントがベースなので、JALマイル交換となると還元率は0.4%と一般のクレジットカードよりも低くなってしまいます。
ANA1.0%と比較すると雲泥の差がありますので、急ぎJALマイルが必要でないケースだとちょっと躊躇してしまう数字です。
メンバーシップ・リワードのJALマイルへの交換について
アメックスのメンバーシップ・リワードのポイントをJALカードに移行できるのはプロパーカードの一部となっています。
JALマイルへ移行可能なカード | アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ アメックス・センチュリオン アメックス・ビジネス・グリーン アメックス・ビジネス・ゴールド アメックス・ビジネス・プラチナ |
JALマイルへ移行不可のカード | スカイ・トラベラー・カード スカイ・トラベラー・プレミア・カード その他のアメックス |
このような内容となっているので、JALマイルへ交換できるのはアメックスのプロパーカードの一部になっています。
スカイ・トラベラー・カードは仕方ないですね。
年3,000円(税抜)のメンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、マイルへの交換レートがUPします。
メンバーシップ・リワード・プラス加入時 | ANA:1.0% JAL:0.4% その他:0.8% |
メンバーシップ・リワード・プラス非加入 | ANA:0.5% JAL:0.3% その他:0.5% |
ANAマイルへの交換はメンバーシップ・リワード・プラス登録費用の3,000円(税抜)とは別に、5,000円(税抜)の参加登録費が別途発生して、合計で8,000円(税抜)となります。
プラチナ・カード、ビジネス・プラチナ、センチュリオン・カード会員は、年3,000円(税抜)のメンバーシップリワードプラス・ANAマイル交換費用は無料です。
この表でわかるように、せっかくJALへの直接マイル交換のルートができましたが、JALマイルへの交換レート飛び抜けて悪い状況です。
どうしてもJALなら、BAルートを使おう
どうしてもJAL便を使う必要がある場合は、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイルに交換して、特典航空券でJAL便に乗るというルートがあります。
ブリティッシュ・エアウェイズへのマイル交換は、メンバーシップ・リワード・プラス加入時だと、アメックスのポイントを0.8掛けのレート交換となるのでそこまで悪いレートではないです。
ブリティッシュ・エアウェイズのWebサイトから、Avios(BAのマイル)をつかって、JALの特典航空券を予約できます。
注意点としては、便名がJALでも、RAC、JAC、J-AIRの運行する便は発券できません。
まとめ
アメックスのメンバーシップ・リワードのポイントをJALマイルに直接移行する事が出来るようになりました。
ただ今現時点では、JALマイルへの交換率が悪く、どうしてもJALマイルが必要という場合を除いては、積極的に活用するのは難しい状況が続いています。
ANA一強から、より使いやすいリワードポイントへ進んでいるので歓迎したいですが、還元率が同等になってくるまでは様子見となりそうです。