三井住友カードのVポイントリニューアルは、「アメとムチ」だった
三井住友カードが、2021年4月からクレジットカード利用で貯まるVポイントを他社ポイントサービスに交換する交換レートを変更(改悪)します。
今回の交換レート変更のポイントは2点つ。
- 他のポイントへの移行は改悪
- Diバリューは使い勝手が良くなる
三井住友カードでVポイントを貯めて、他社ポイントへ移行していた方には非常に残念な発表になっております。その反面、Vポイントをキャッシュバック的にiDに充当していた方には利便性がUPしているという結果になっています。
Vポイントの交換レートが下がる(改悪)
今回のポイント改悪情報について、一覧にしたのが下の表です。
今回の交換レート改悪のポイントは、次の2点です。
- おおよそ20%の交換レートの悪化
- 交換が終了する交換先がある
の2点です。
【1 Vポイント→1ポイントで交換出来ていた交換先】
対象のポイント | 旧レート | 新レート | 低下率 |
Gポイント | 1ポイント | 0.8ポイント | ▲20% |
WAONポイント | |||
ベルメゾン・ポイント | |||
カテエネポイント |
【10 Vポイント→10ポイントで交換出来ていた交換先】
対象のポイント | 旧レート | 新レート | 低下率 |
PeXポイント | 10ポイント | 8ポイント | ▲20% |
RealPay | |||
PiTaPaショップdeポイント |
【1 Vポイント→1円で交換できていた交換先】
対象のギフトカード | 旧レート | 新レート | 低下率 |
Amazonギフト券 | 1円 | 0.8円 | ▲20% |
App Store & iTunes ギフトカード |
【1 Vポイント→0.6マイルで交換できてた交換先】
対象のマイル | 旧レート | 新レート | 低下率 |
ANAマイレージ | 0.6マイル | 0.5マイル | ▲17% |
フライングブルー マイレージ |
|||
ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブクラブAvios |
ポイント交換が終了するサービス
Alitaliaのミッレミリアマイレージ、プレミアム万代 プレミアムポイントへのポイント交換は2021年3月末で終了となります。
この交換先の利用は少なかった、ということでしょうか。
新しく始まるキャッシュバックサービス
V ポイントの改悪だけでなく、同時「<新>キャッシュバック」が始まります。
<新>キャッシュバックで押さえておくポイントは、2つです。
- 1ポイント=1円で利用に充当する事ができる
- 有効期限は3ヶ月間
三井住友カードでV ポイントを利用料金に充当する方法は、「iDバリュー」と「キャッシュバック」でした。
iDバリューは、1ポイント=1円としてiDの利用料金に充当できていたが、有効期限が3ヶ月間と短いのがデメリットでした。
これに対して、従来のキャッシュバックは、すべての支払いに対して充当可能で、有効期限がないと言うメリットがあったが、5ポイント=3円と交換レートが悪いというデメリットがありました。
新しく始まる<新>キャッシュバックは、3ヶ月間の有効期限はそのままだが、すべての支払いに対して1ポイント=1円で充当できるようになります。
この使い方だと、ポイントをクレジットカードの支払いに充当し続ける事ができるので、ポイントの使い道など考えなくて済むというのは嬉しいポイントです。
まとめ:Vポイント改悪の情報
2021年4月から、三井住友カードのVポイントを他社のポイントサービスに交換する交換レートが改悪されます。
今回の改悪のポイントは、2つです。
- 他社へポイントへの交換レートは約20%悪化
- 交換が終了する提携先もある
と言うことです。詳しい交換レートの変更は、前述の通りです。
今回は改悪だけでなく、キャッシュバックの内容が良くなります。
<新>キャッシュバックが良くなるポイントは、2つです。
- 1ポイント=1円で利用に充当する事ができる
- 有効期限は3ヶ月間
他社のポイントサービスに交換していたユーザーにとってはデメリットですが、ポイントをiD利用に充当していたユーザーには、範囲が広くなってメリットになります。