三井住友カードをメインに使っている方には要注意です。
今回は三井住友カードの改悪情報です。
前回は、三井住友カードのポイント:Vポイントの移行改悪についてお知らせしました。
前回に引き続き、今回は
- Vポイントの他社ポイントへの移行改悪
- VJAギフトカードへの交換ポイントの改悪
- 航空会社へのマイル交換の一部終了
- 年会費を引き下げる、マイ・ペイすリボを複雑化
- 年間ボーナスの廃止
- 海外利用事務手数料のUP
についてお知らせします。
三井住友カードは銀行系のクレジットカードなので、収益改善が至上命題なのでしょう。かなりの大ナタです。
Vポイントの他社ポイント、VJAギフトカードへの移行レートの改悪
2021年4月以降の他社ポイントへの移行レートが改悪されています。
ポイント移行サービスは改悪後は20%減です。
対象サービス | 改悪前 | 改悪後 |
Gポイント | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
WAONポイント (三井住友カードWAON) | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
ベルメゾン・ポイント | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
カテエネポイント | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
PeXポイント | Vポイント500ポイント→5,000ポイント | Vポイント500ポイント→4,000ポイント |
RealPay | Vポイント500ポイント→5,000ポイント | Vポイント500ポイント→4,000ポイント |
PiTaPaショップdeポイント | Vポイント500ポイント→5,000ポイント | Vポイント500ポイント→4,000ポイント |
オンラインギフトカードへの移行に関しても20%減
対象サービス | 改悪前 | 改悪後 |
Amazonギフト券 | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
App Stores & iTunes ギフトカード | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
Google Playギフトコード | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
自治体ポイント | Vポイント500ポイント→500ポイント | Vポイント500ポイント→400ポイント |
マイレージ移行については下の表の通り
対象サービス | 改悪前 | 改悪後 |
ANAマイル(ANAカード会員以外) | Vポイント500ポイント→300マイル | Vポイント500ポイント→250マイル |
フライングブルーマイレージ | Vポイント500ポイント→300マイル | Vポイント500ポイント→250マイル |
ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブクラブ Avios | Vポイント500ポイント→300マイル | Vポイント500ポイント→250マイル |
VJAギフトカードへの交換ポイントの改悪
ギフトカード額面 | 改悪前 | 改悪後 |
5,000円 | Vポイント5000ポイント | Vポイント5500ポイント |
10,000円 | Vポイント10000ポイント | Vポイント10500ポイント |
15,000円 | Vポイント15000ポイント | Vポイント15500ポイント |
2,000円 | Vポイント20000ポイント | Vポイント20500ポイント |
航空会社へのマイル交換の一部終了
Vポイントから一部の航空会社へのマイル交換が終了します。
終了スケジュールと、終了する航空会社は下の通りです。
終了日 | 移行を終了する航空会社 |
2021年3月31日 | プレミアムバンダイ プレミアムポイント アリタリア-イタリア航空 ミッレミリアマイレージ |
2021年7月31日 | シンガポール航空 クリスフライヤー |
年会費を引き下げる、マイ・ペイすリボを複雑化
三井住友VISAカードでは、マイ・ペイすリボ(自動リボ支払い設定)と年1回のクレジットカードの利用で年会費の割引を受ける事ができました。(2021年1月まで)
リボ払いは高額な手数料が発生する為、享受できるメリットより支払いが多くなるため、お薦めはしておりませんでした。
しかし、「リボ払いの1回目の支払いは手数料が発生しない」という仕組みを活用して、「クレジットカードの利用限度額=マイ・ペイすリボの毎月の支払い額」と設定すれば、支払いはマイ・ペイすリボ設定をしながら1回目の支払いで全額支払うのでリボ払い手数料を支払うこと無く、年会費の割引を受けるという使い方が出来ました。
このルートを塞がれたことになります。
2021年2月以降は、リボ払い手数料を1回以上の支払いがないと、年会費の優遇を受ける事ができません。
今後、「マイ・ペイすリボ設定+年1回以上のリボ払い手数料の支払い」が年会費優遇の条件となります。
ちょっと面倒ですが、1回だけ200円のリボ残高を残せば、1円のリボ払い手数料が発生します。
残りの月は今まで通り全額をリボ払い(1回で支払を完了して、手数料を払わない)設定にしておき、ひと月だけ、1円のリボ払い手数料を発生させて、年会費優遇の特典を受けるという運用で乗り切る事ができます。
年間ボーナスの廃止
2021年1月の支払い分から、利用額に応じたステージ「V1、V2、V3」のボーナスポイントが終了します。2021年2月以降のカードショッピングは、年間ボーナスポイントの対象外となります。
海外事務手数料の値上げ
海外でのショッピング利用で、従来1.51%だった手数料が、2.00%になっているのでこちらも要注意です。
まとめ:三井住友VISAカードが立て続けに改悪発表
三井住友VISAカードが立て続けに、改悪を実施しています。
一部は利用方法の見直しで回避できるものがあります。
また、他社のポイント交換も、1ポイント=1円で支払い金額と相殺できる仕組みが導入されたので、まあその方法で使うのが一番デメリットが少なそうです。
元々還元率0.5%の三井住友VISAカードなので、うま味がどんどん消失した感じです。
代替手段がある場合は良いのですが、マイル関連の改悪は回避の仕方がないので打撃は大きいです。