SBI証券には「投信マイレージサービス」というサービスがあります。投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが獲得できます。
証券総合口座だけではなく、NISA・つみたてNISAの口座でも投信マイレージサービスのポイント付与の対象となります。
前回の記事では、SBI証券がクレジットカードを使った投資積立サービスを開始する事をご案内させていただきました。
投信マイレージはあらゆる投信が対象であり、人気の低コストインデックス投信でも、2021年4月1日からは0.022%~0.05%を獲得できるようになっています。
これ何かお得なお金の香りがしますね。
SBI証券の投信マイレージサービスとは
SBI証券の「投信マイレージサービス」は、対象の投資信託を保有していると、月間平均保有額が1,000万円未満だと年率0.1%相当、1,000万円以上だと年率0.2%相当のTポイントが獲得できるサービスです。
貯まったTポイントはSBI証券での投資信託に使えますし、Tポイントはその他使い道に困ることはなさそうです。
一部、信託報酬が低い低コストインデックス投信などは、ポイント付与率が0.022%~0.05%となるものもあります。
例えば僕が好きな三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズも低コストインデックス投信も、投資先によって若干の差がありますが、いずれも0.05%以下の設定になっています。
で具体的に「何ポイント」付与されるのか、という計算は下の通り。
(例1)「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」(通常銘柄)を800万円(月間平均保有金額)保有している場合
月間平均保有金額が1,000万円未満で通常銘柄のため付与率0.1%800万円 × 0.1% ÷ 365日 × 31日 =679ポイント(月間)を翌月付与
(例2)「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」(通常銘柄)を800万円(月間平均保有金額)、「ニッセイ日経225インデックスファンド」(当社指定銘柄、付与率0.05%)を500万円(月間平均保有金額)を保有している場合
月間平均保有金額が800万円+500万円=1,300万円となり1,000万円以上のため、通常銘柄の付与率は0.2%。(800万円×0.2% ÷ 365日× 31日)+ (500万円×0.05%÷ 365日× 31日 )= 1,570ポイント(月間)を翌月付与
SBI証券 投資マイレージサービスの公式サイトより
なお、MMF、中国F、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託等は投信マイレージ対象外となるの点は注意しましょう。
SBI証券の投信マイレージサービスで獲得できるSBIポイント
SBI証券の投信マイレージサービスで貯まる「SBIポイント」は、SBIグループの共通ポイントになります。
Tポイントとも等価交換可能ですし、住信SBIネット銀行を経由して現金への交換(交換レート85%)も可能です。
貯まったポイントは等価のTポイント、nanacoポイントに交換するか、僕はそのままSBI証券で追加で投信購入に回してもいいかとは思います。
まとめ:SBI証券の投信マイレージサービスはどんどん活用しましょう
投信残高に対するポイント還元サービスは、楽天証券が一強という状態でした。
今回、低コストインデックスも含めて楽天証券と同等になり、クレジットカードでの投信購入が可能になるなど、楽天証券を意識したサービス強化になっています。
利用者側としては企業の競争に乗っかることで、今まで以上のサービスが受けられるメリットがあります。
投資マイレージサービスの拡充で、投信を保有するメリットがどんどん広がっています。