ダイナースクラブカードには追加カードとして発行できる、ビジネス・アカウントカードというカードがあります。個人カードに付帯するカードではありますが、ビジネス経費決済専用の付帯カードとしての位置づけがあります。今回はこのダイナースクラブ・ビジネスアカウントカードの年間手数料が、2922年4月1日以降に発生する分から5,500円(税込)に改定されます。
現状のダイナースクラブ・ビジネスアカウントの年間手数料が2,200円(税込)なので、2.5倍にUPします。
個人カードの付帯カードとして発行が可能でありながら、本カードとは別のカード代金引き落とし口座が設定が可能です。また、ダイナースクラブ・ビジネスアカウントカードで貯まったポイントは、個人用本カードに移行することも出来き非常にメリットのあるクレジットカードでした。
つまり、ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカードを利用すれば、低コストで運用しながら、ポイントは分散させることなく、個人(私的)な買い物とビジネス経費の買い物の支払いを完全に分離することができるという隠れカード的な存在でした。
しかも、このビジネス・アカウントカードは追加でETCカードも発行できるのも使い勝手がよい。ポイントを漏らさず個人カードに集約したいというニーズをきっちり受け止めてくれていました。
今回、通常の「ダイナースクラブ ビジネスカード」(年会費:27,500円(税込))については、年会費の値下げがあるようです。2021年12月12日以前までは29,700円(税込)が年会費でした。×0.92に値引きされます。そして、新たに上位カードとして「ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード」が誕生するとのことです。ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの年会費は143,000円(税込)で、個人用のプレミアムカードと同額になっています。
ダイナースクラブ ビジネスカードは社員用に追加カードを4枚まで無料発行できるオプションが用意されています。ビジネス・アカウントカードではカバーしきれない法人組織を狙ったクレジットカードとなっています。ダイナースクラブ ビジネスカードでも貯めたポイントを個人カードに合算させることは可能です。
今回はダイナースクラブ ビジネス・アカウントカードの年間手数料の値上げの情報でした。ダイナースクラブカードの年会費が高額なので、2,200円が5,500円(ともに税込)と聞くと大したことないように聞こえますが、率でいうと250%UPになります。もともとがとても使い勝手が良かっただけに残念です。とはいってもポイントを個人カードに合算可能という最強の武器があるので、メリットは十分でしょう。