ついに日本国内でもSPGアメックスカードが廃止され、Marriot Bonvoyアメックスに切り替わる事が発表されました。ついにアメックスの高条件カードのSPGアメックスが廃止され、特定の利用条件の方以外は条件改悪という結果になりそうです。
特定の利用条件の方というのは、具体的には次のような方です
- クレジットカード決済を年間400万円以上行う方
- Marirotを頻繁に使い倒している方
残念ながら、この2つの条件に当てはまらない場合は、「SPGアメックスの方が条件良かった」ということになります。
Marriott Bonvoyアメックスについて
Marriot Bonvoyアメックスは、プレミアムカード・一般カードの2つのグレードで展開されます。
プレミアムカード | 一般カード | |
年会費 | 49,500円 | 23,100円 |
ポイント還元率 | 3.0% | 2.0% |
マイル移行 | 1.0% | 0.6% |
マリオットステータス | ゴールド 年間400万円利用でプラチナ | シルバー 年間150万円利用でゴールド |
カード継続特典 | 無料宿泊特典(5万ptまで) 前年のカード利用実績が150万円以上必要 | 無料宿泊特典(3.5万ptまで) 前年のカード利用実績が100万円以上必要 |
空港ラウンジ | あり | あり |
家族カード | 1枚無料 | 1枚無料 |
宿泊実績の付与 | 15泊分 | 5泊分 |
今回の廃止に伴い、SPGアメックスカードはMarriott Bonvoyアメックスの「プレミアムカード」に自動移行となります。お手持ちのSPGアメックスカードは有効期限が来るまでは継続してSPGデザインのものを利用可能ですが、年会費は2022年5月11日以降の請求分からMarriott Bonvoyプレミアムカードの年会費が請求されます。
早く新しい券面に切り替えたい場合は、サポートデスクへ電話で切替依頼をすると切り替えてもらう事が可能です。しかしながら、年会費がUP(15,400円UP)した上でも継続して持ち続けたいのか、を吟味する必要方がよさそうです。次の年会費請求までに時間がない場合は、各種引き落としカード切替などの手続きの時間も考えると、時間的な猶予はあまりありません。
SPGアメックスからMarriott Bonvoyに移行すべきか
SPGアメックスからMarriott Bonvoyプレミアムカードに移行する場合、マリオットが特別に好きとう方以外は、先ず年間決済額150万円を超えるか、を1つめの基準で考えるとよいでしょう。
Marriott Bonvoyプレミアムカードは年間カード決済150万円以上で、5万ptの無料宿泊ポイントが付与されます。SPGアメックスで年次で貰えていた無料宿泊券がこれに相当するのですが、まず150万円超えないという場合は、全くメリットが無くなります。
次に年間カード決済を400万円以上行うか、というポイントです。年間400万円以上のクレジットカード決済があると、マリオットのプラチナステータスが付与されます。アメックスプラチナ(年会費14万3千円)でも付与されるのがゴールドステータスです。マリオットのゴールドとプラチナの壁は非常に大きく、プラチナだと本当に至れり尽くせりです。ただし、年間400万円は月額に直すと約33万円ほどになりますから、簡単・難しいのレベルで語ることは出来ないですね。
SPGアメックスからMarriott Bonvoyプラチナに移行するか、継続しないか(退会する)を決めるには、年間150万円を使ってホテル無料宿泊ポイントをもらって利用するか。次に年間400万円使ってマリオットのプラチナステータスに魅力を感じるか。この2店に集約されます。
他のMarriott Bonvoyアメックスのカード特典だけであれば、他のゴールド〜プラチナのカードで十分補完は可能です。