クレジットカードというと、ポイントが溜まるという特典が大きな魅力の一つです。特に楽天カードは、その充実したポイント還元率で多くのユーザーから支持を受けてきました。しかし、2023年11月請求分から、そのポイントの獲得方法が大きく変わるとのこと。これは、クレジットカードを始めて作る人や、これからポイ活を始めようと考えている若年層にとって、どのような影響をもたらすのでしょうか。
楽天カードのポイント獲得方法が変更
これまで楽天カードでは、毎月のカードショッピング利用金額合計に対して100円につき1ポイントの獲得がされていました。これが、2023年11月の請求分より、1回のカードショッピングの利用金額に対して100円につき1ポイントの獲得となるよう変更されます。
この変更が何を意味するのか、具体的な例を用いて見てみましょう。例えば、ショップAで3,980円、ショップBで5,980円、ショップCで2,650円、ショップDで1,110円の買い物をしたとします。これまでは、これらの合計金額1万3,720円に対して、100円につき1ポイントのため、137ポイントが獲得できました。
しかし、新しいポイント付与方法では、ショップごとの利用金額に対してポイントが付与されます。そのため、ショップA分が3,980円に対して100円につき1ポイントとなり39ポイント、ショップB分が5,980円に対して100円につき1ポイントとなり59ポイントという具体的なポイント数が得られます。これらを合計すると、全体で135ポイントの獲得となり、これまでのポイント数よりも2ポイント少なくなるのです。
ポイント付与の変更がもたらす影響
この新しいポイント付与の方法は、還元率そのものは変わらないものの、ショッピングごとの利用金額が端数になると、獲得できるポイントが減る可能性があります。そのため、複数の店舗で少額を何度も買い物をする場合、これまでよりもポイントが少なくなる可能性があります。この変更は特に、日々のちょっとした買い物で楽天カードを活用していたユーザーに影響を及ぼすかもしれません。
これからクレジットカードを作る人や、ポイ活を始める若年層にとって、この改悪はちょっとした落とし穴かもしれません。しかし、その一方で、1回の大きな買い物で利用する場合は、これまで通りのポイントが獲得できるというメリットもあります。
楽天カードのポイント付与方法の改悪は、一見すると影響が小さく感じられるかもしれませんが、ポイントの使い方によっては大きな影響をもたらす可能性があります。ポイ活を上手く行うためには、このようなカードの仕組みを理解し、自分のライフスタイルに合わせて適切なカードを選択することが重要です。
私たちはこれからも最新のクレジットカード情報をお届けし、あなたのポイ活を全力でサポートします。これからクレジットカードを初めて作る人や、ポイ活を始める若年層の皆さん、ぜひこれを機にポイントの効率的な溜め方や使い方を学びましょう。
