JCB(ジェーシービー)のオリジナルシリーズには、一般カードから最上位の「JCBザ・クラス」まで、5つのグレードがあります。そして、その最上位クラスである「JCBザ・クラス」は、ブラックカードに匹敵する存在として知られています。同様に、アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・カード」や「ダイナースクラブ プレミアムカード」、ラグジュアリーカードの「Mastercard Gold Card」も、ブラックカードと呼ばれています。
JCBザ・クラスはJCBの最高峰
そこで、今回は「JCBザ・クラス」とその他のブラックカードとの比較をしてみましょう。JCBのクレジットカードにはどのような特徴があるのか、それぞれのカードの違いやメリット・デメリットについて解説します。また、「JCBザ・クラス」の招待制度や申し込み方法についても詳しく紹介します。ブラックカードに興味のある方や、JCBのクレジットカードを検討している方は必見です。
JCBザ・クラスの年会費やETCカードの年会費について、そしてこのカードを手に入れる方法や審査基準について説明しましょう。
JCBザ・クラスの年会費は、本会員と家族会員ともに5万5000円(税込)です。しかし、毎年送られてくるカタログから好きなものを選べる「メンバーズセレクション」で、2万〜3万円相当のプレゼントがもらえるため、実質年会費はもう少し安く感じられます。また、ETCカードは本会員と家族会員ともに年会費無料です。有料となるクレジットカードも多いなか、完全無料で持てるのはうれしいポイントです。
JCBザ・クラスの取得方法
JCBザ・クラスを手に入れるためには、JCBから届くインビテーションを待つ必要があります。最も重要なのは、JCBカードの利用実績です。以前は、JCBゴールドで実績を積んでから、JCBゴールド・ザ・プレミアのインビテーションをもらい、さらに実績を積むとJCBザ・クラスのインビテーションが届くという流れが一般的でした。しかし、2017年に登場したJCBプラチナは、JCBゴールド・ザ・プレミアとJCBザ・クラスの中間のグレードで、誰でも自由に申し込みができます。そのため、少しでも早くJCBザ・クラスを手に入れたいなら、JCBゴールドやJCBゴールド・ザ・プレミアは省略して、いきなりJCBプラチナに申し込むのがおすすめです。JCBプラチナの申し込みは、JCBの公式サイトから行うことができます。
JCBザ・クラスの審査は厳しく、以前は「年齢40代以上、年収1000万円以上、職業は会社役員レベル」と言われていました。しかし、最近は条件が緩和され、年齢30代以上、年収500万円以上、サラリーマンでも審査に通過している人が多くなっています。毎月多額のカード払いを行いつつ、インビテーションを待つのが最短ルートとなっています。
JCBザ・クラスの特典
JCBザ・クラスの魅力は、豪華でオリジナリティにあふれる特典です。以下では、JCBプラチナカード会員でも利用できる特典と、JCBザ・クラス会員限定の特典について紹介します。
まずは、JCBプラチナカード会員でも利用できる特典です。
【グルメ・ベネフィット】
国内の厳選された有名レストランで、所定のコース料理を2名以上で頼むと、1名分が無料になります。
【JCB Lounge京都】
京都駅ビル内にあるJCBラウンジで、Wi-Fiやソフトドリンクサービスが用意されています。同伴者1名も無料で利用可能です。当日中なら荷物も預かってもらえます。
【USJの会員専用ラウンジ】
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にあるJCBラウンジを利用可能(年1回)。ドリンクサービスやアトラクションの優先搭乗などのサービスが受けられます。
【プライオリティ・パス】
世界中に1200カ所以上ある空港ラウンジを無料で利用できる会員制サービス「プライオリティ・パス」に、無料で申し込み可能です。搭乗前にゆったりと過ごせるのはもちろん、空港によっては豪華な食事やアルコール、マッサージなどのサービスが提供される場合も。同伴者1名も無料で利用できます。
JCBザ・クラス会員限定
【コンシェルジュデスク】
JCBザ・クラス会員専用のデスクがあり、24時間365日受け付けています。航空券やホテルの手配、レストランや商品のリサーチなど、あらゆる要望に可能な限り応えてくれます。
【メンバーズセレクション】
年に1度送られてくるカタログの中から、好きな商品が選べます。JCBトラベルクーポン2万5000円分、東京ディズニーリゾートのパークチケット2枚組&キャラクターグッズのセット、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのスタジオ・パス2枚組&JCBエクスプアレル引換券4枚組のセットなどがあり、これだけで、年会費の半額近くは取り戻せます。
【オンラインストア・プレミアムショッピング】
JCBザ・クラス会員限定のオンラインストアがあります。取り扱い商品は、ファッション、美容、インテリア、スポーツなど幅広いジャンル。限定品や高級品も多く、特別なプレゼントも用意されています。
【JCB ザ・クラス 海外旅行傷害保険】
海外旅行中の怪我や病気に備える保険が自動的に付帯されています。最高2億円の補償が受けられます。
【JCB 海外旅行傷害保険】
「JCB 海外旅行傷害保険」に加入している場合、搭乗前のホテル宿泊、レストラン、ショップなどの決済にも、補償が適用されます。
これらが「JCBザ・クラス」の特典の一部です。高級クレジットカードに相応しい、充実した内容となっています。特典を最大限に活用して、快適で贅沢なライフスタイルを手に入れましょう。
JCBザ・クラスで受けられるディズニー特典
「JCBザ・クラス」でディズニーを満喫しよう!年に1回利用できる会員専用ラウンジでドリンクを楽しみながら、並ばずにアトラクションに乗れる優先搭乗サービスも利用可能です。さらに、「JCBザ・クラス」会員限定の「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」も豪華な内容で魅力的です。2デーバスポートにショー鑑賞券、ホテルでの食事、オリジナルグッズなどが付いています。また、スイートルームを最大40%オフで利用できる優待プランもあります。ただし、以前は会員制レストラン「クラブ33」も利用できましたが、2018年で終了してしまいましたのでご注意ください。
JCBザ・クラスの還元率
「JCBザ・クラス」のポイント還元率やマイル交換について確認します。「JCBザ・クラス」で貯まるのはOkiDokiポイントで、月間利用額1000円(税込)ごとに1ポイントが貯まります。還元率は0.5%で、年間利用額に応じて翌年度の還元率が上がります。年間100万円以上なら0.8%、300万円以上なら0.85%と還元率はアップします。さらに、WEB明細サービスに登録すると、海外での利用はポイントが2倍(還元率1%)となります。
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」でのポイント優遇も注目です。セブン-イレブン(還元率1.5%)、Amazon.co.jp(還元率1.5%)、ビックカメラ(還元率1%)など、よく使われるメジャーなお店が並びます。特にスターバックスカードへのチャージでは、還元率5%と驚異的です。OkiDokiポイントはJALやANAのマイルに交換可能で、交換レートは500ポイント→1500マイルです。還元率は0.3%と高くはありませんが、移行手数料が不要なのはお得感があります。