ラウンジ・キーとプライオリティ・パスの比較(2020年度版)

ラウンジ・キーサイト クレカ
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ラウンジ・キー(Lounge KEY)という世界中の空港ラウンジを利用できるサービスがあります。また、同様のサービスとしてプライオリティ・パスも世界的に有名なサービスです。

ラウンジ・キーは、プライオリティ・パスとサービス内容がほとんど一緒で、空港ラウンジの2大サービスと言えます。

プライオリティー・パスの方がメジャーサービスなので、プラチナカード以上のクレジットカードの特典として付帯する事が多いです。同じく、ラウンジ・キーはプラチナカード以上に付帯するサービスでありながら、知名度的にはプライオリティ・パスには及ばないといった感じです。

このラウンジ・キーの内容や利用方法、付帯するカードなどをプライオリティ・パスと比較しながらご紹介したいと思います。

そもそも、ラウンジ・キーとは?

ラウンジ・キーとは世界100カ国300以上の都市で1,100ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるサービスです。最近では、対応ラウンジを増やしておりプライオリティ・パス(1,200ヶ所以上)に追いつく勢いとなっています。

空港ラウンジサービスを利用するメリットとして、搭乗する航空会社・搭乗クラスに関係なくラウンジ利用ができる点にあります。もちろん、LCCでも会員でありさえすれば、ラウンジを利用する事ができます。

なお、プライオリティ・パスもラウンジ・キーも主要株主はザ・コリンソン・グループとなっています。

ラウンジ・キーはプライオリティ・パスと同様に、ビジネスクラス以上の搭乗者を対象とした空港ラウンジを利用可能です。海外旅行に多く行く方、海外出張が多い方など、フル活用すると多大なメリットを享受する事ができます。

またビジネスクラス以上を対象としたラウンジは、カードラウンジと異なり利用対象者も少ないので、出発前の時間をストレスなく過ごす事ができます。提供される食事、ドリンク、アルコールなどもカードラウンジとは比較にならないぐらいのハイレベルなものが用意されています。

食事や飲み物を頂いたり、シャワーやインターネットを使って待ち時間を快適に、有効に過ごす事ができます。まだまだ日本の空港では対応ラウンジが少ないですが、海外のハブ空港では1つの空港内にプライオリティ・パスやラウンジ・キーが使えるラウンジが複数ヶ所あり、また規模も日本のラウンジ以上です、

また、ラウンジ・キーやプライオリティ・パスを保有していると、制限エリア内にあるVIPラウンジを利用できるというメリットがあります。制限エリア内のラウンジになるので、搭乗開始の直前までラウンジで寛ぐといった使い方が可能になります。

入会方法はクレジットカード付帯特典が定番

プライオリティ・パスはクレジットカードの付帯特典としてだけではなく、年会費を払って入会して利用する事もできます。

ただ、ラウンジ・キーに関しては、クレジットカードやデビットカードの付帯特典として提供されており、対象のクレジットカードやデビットカードを所有して会員になるという流れになります。

ラウンジ・キーの日本国内の対象ラウンジは、充実度が足りない感じとなっております。羽田空港では対象ラウンジは存在せず、成田空港のT.E.I Lounge・IASS Executive Loungeはクレジットカードのゴールド会員でも利用可能なラウンジとなっています。

ソフトドリンクとお手拭きなどはありますが、食事はなく、物足りないといった感じです。やはり、海外での利用をメインに考えた方が良さそうです。

様相が変わるのは、中部国際空港の対象ラウンジです。ANAも所属しているスターアライアンスの「スターアライアンスラウンジ」を利用する事が出来ます。

本来はスターアライアンスの上級会員や、ビジネスクラス以上の方しか利用できないラウンジを利用できます。

アルコールも飲み放題といった太っ腹なサービスで、中部国際空港を利用される方は是非ともラウンジ・キーを活用したいところです。

ラウンジ・キーの具体的な登録方法、利用手順については以下の記事で解説しています。

参考記事:ラウンジ・キー(LoungeKey)の登録方法と使い方

ラウンジキーとプライオリティパスの相違点

ラウンジ・キーのライバルは、やはりプライオリティ・パスとなるでしょう。世界中の空港ラウンジを搭乗する航空会社やクラスに関係なくラウンジを利用できるサービスです。

利用可能なラウンジ数

最大の相違点としては、利用できるラウンジ数に違いがあります。

ラウンジ・キーの1,000ヶ所以上に倒して、プライオリティ・パスは1,200ヶ所以上となっています。

日本国内や主要な空港ではそれほど不便や、差を感じることは無いですが、マイナー空港ではプライオリティ・パスの対象ラウンジはあるけれど、ラウンジ・キーの対象ラウンジは無いといった事態もあり得る話しです。

日本国内でプライオリティ・パスのメリットは、関西国際空港や福岡空港の「KALラウンジ」を利用できる点だと思います。

本来KALラウンジは、大韓航空のビジネスクラスの顧客向けラウンジになっており、アルコールやおにぎり、カップ麺、ソフトドリンクなどを無料でいただく事が出来ます。

時間帯によっては非常に混雑していますが、これらの空港を使う方にとっては非常にメリットがあるでしょう。

プライオリティ・パスは年会費を払って入会も可能

ラウンジ・キーはクレジットカード、デビットカードの付帯特典として利用できるサービスとなっています。

それに対して、プライオリティ・パスはクレジットカード付帯特典に加えて、年会費を払って加入する事も可能です。実際には、空港ラウンジサービスを利用するためだけに有料申込みするのは、もったいないので、クレジットカード付帯特典を使って加入するのがベストだと思います。

プライオリティ・パスには3つの会員ランクがあり、スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージという順にサービスが濃くなります。

スタンダード会員はラウンジ利用は都度有料、スタンダード・プラスは10回までのラウンジ利用が無料、プレステージは使い放題となります。

プレステージ会員の使い放題の同伴者の扱いは、保有しているクレジットカードや、プライオリティ・パスを申し込んだチャネルによってサービスが変わって来ます。

僕が利用しているアメックス・プラチナのプライオリティ・パスは、同伴者1名も使い放題となっています

。僕の場合は、妻も家族カードを使ってプライオリティ・パスに申し込んでいるので、合計で家族4人がプライオリティ・パスの対象ラウンジを利用できるようになっています。

年間の利用可能回数の違い

ラウンジ・キーは世界中のラウンジを年6回まで無料で利用することが可能です。7回目以降、同伴者は1回あたり32ドルの料金が発生します。

プライオリティパスのプレステージ会員は使い放題となっており、同伴者料金は保有のクレジットカードや、申し込んだチャネルによって異なるのは先ほどご説明した通りです。

ラウンジ・キーは空港ラウンジを無料で利用できるのは年6回に限定されるのが、プライオリティ・パスのプレステージ会員と比較した場合のデメリットになります。年6回以上のラウンジ利用ですと、本当に頻繁に海外に行かないと使いきれないとおもますので、あまり心配しなくてもいいかもしれません。

ラウンジで提示するカード

ラウンジ・キーの場合は、必ずクレジットカードやデビットカードに付帯するサービスでとなっています。

対象ラウンジの受付ではクレジットカードやデビットカードを提示すれば利用する事が出来ます。専用の会員カードを提示する必要が無いので非常に便利です。それに対して、プライオリティ・パスの場合は、専用の会員カードを提示する必要があります。このあたりは、ラウンジ・キーの方がユーザーに優しい設定になっています。

デジタル会員証対応

一部のクレジットカードの特典で入会した場合と年会費を払って加入した会員は、プライオリティ・パスのデジタル会員証を利用する事が出来ます。

スマホの画面で会員カードを提示する事ができるので、物理カードを持っていない、忘れたという場合でもラウンジを利用する事が出来ます。ただ、このデジタル会員証は、全ての対象ラウンジで使えるわけではなく、一部は物理的なカード会員証が必要になります。

プライオリティ・パスデジタル会員証

ラウンジ・キーはデジタル会員証は発行しておらず、クレジットカードは必須となります。

スマホアプリは必須で入れときましょう

ラウンジ・キーには便利なスマホアプリ(iPhone・Android)があるので、是非とも、スマホに入れておきましょう。

アプリではラウンジ・キーで使えるラウンジを検索して、お気に入り登録することが可能です。
この機能は前もって訪れる空港でラウンジを検索して登録しておく、といった利用方法があるのでとても便利です。

よくある質問も掲載されており、問い合わせ先も載っています。

ラウンジ・キースマホ問い合わせ先