海外旅行に行くのであれば、是非ともプライオリティ・パスを発行しておきましょう。フライト待ち時間をプライオリティ・パスのラウンジゆったり過ごしたり、食事をしたり、仕事をしたり、待ち時間を有効に活用することが出来るようになります。
プライオリティ・パスは世界に1,300か所以上の空港ラウンジを運営しており私たちが訪れる空港には必ずと言っていいほど、利用できるラウンジがあります。
そんなプライオリティ・パスのお得な入手方法や、使い方をまとめています。
プライオリティ・パスの基本情報
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスとは、イギリスの会社名で、世界各国の空港のラウンジに関するサービスを提供している会社です。そのプライオリティ・パスが発行するサービスをプライオリティ・パスと言います。なんと、単純。
プライオリティ・パスのラウンジを利用するには、下図のような会員カードか、デジタル会員カードが必要となります。
プライオリティ・パスのサービス
プライオリティ・パスのサービスは3種類の会員によりランクわけされており、それぞれ利用料金が異なっています。
【スタンダード】
- 年会費:99USドル
- 会員ラウンジの利用料金:32USドル
- 同伴者のラウンジ利用料金:32USドル
【スタンダード・プラス】
- 年会費:299USドル
- 会員ラウンジの利用料金:10回まで無料、それ以降は32USドル
- 同伴者のラウンジ利用料金:32USドル
【プレステージ】
- 年会費:429USドル
- 会員の利用:無料
- 同伴者のラウンジ利用料金:32USドル
プライオリティ・パスの発行方法
プライオリティ・パスに会員加入する方法は、クレジットカード付帯のサービスを利用するのが圧倒的にお得になります。
プライオリティ・パスを付帯で発行出来るクレジットカードはかなりの数があります。アメックス・プラチナ、楽天ブラックカードは当サイトでもご紹介しています。また、楽天プレミアムカードなんかも格安の年会費で、プライオリティ・パスを発行できるのお得なカードです。
プライオリティ・パス付帯のクレジットカードを発行しただけでは、プライオリティ・パスは届かず、必ず自分でプライオリティ・パスの会員に申し込む必要があります。ほとんどの場合、WEB会員ページから申し込みへのリンクが貼られているので、忘れずに申し込みをしてください。また、申し込みからカードが届くまで1週間程度以上の時間が必要なので、時間に余裕を持って申し込むのをお勧めします。
プリオリティ・パスの使い方
初めてプライオリティ・パスを使う時は緊張しましたが、とても簡単というか流れ作業なのでどんどん活用しましょう。
大体の流れは、下のような感じです。
- プライオリティ・パスのラウンジに行く。
- 受付で会員カードと、搭乗券を提示する。
- 端末にサインをする。
- 入室して寛ぐ
注意すべきは、ラウンジ利用日に搭乗する航空券も併せて必要だという点です。特にWEBチェックインが出来ない路線(アメリカ便など)だと、カウンターチェックインまで搭乗券がないので、いくら早く空港に言ってもラウンジを利用する事ができません。
私が関空のKALラウンジ(プライオリティ・パス提携ラウンジ)を利用しようとした時も、関空ーホノルル便だったのでカウンターチェックインまで航空券を発券できず、最初は利用を断られてしまいました。受付の方に事情を話し、航空券の予約のWEBページを確認してもらい入場できました。
ただ、後からこられた同様の方が入場しようとしても、断られていましたので運が良かったという事でしょう。航空券がなければ入場できないと思っておいた方が良いです。
プライオリティ・パスは海外空港がメイン
プライオリティ・パスは国内空港でも利用できるラウンジがありますが、ほとんどがカードラウンジと同等で提供されるのも軽食とソフトドリンク程度なので、それほど「豪華さ」はありません。
しかし、これが海外の空港になると様子が一変します。しっかりとした食事やデザート、アルコールまで無料で利用できます。日本国内はおまけ、海外空港がメインと思っておいた方が良いです。
プライオリティ・パスのデメリット
同伴者は有料
プライオリティ・パス会員以外(同伴者)の利用は、ほとんどの場合が有料となります。クレジットカード付帯のプライオリティ・パスの場合は、同伴者1名まで無料になるケースがありますので、自分の持っているプライオリティ・パスに付帯するサービスをしっかり把握しておきましょう。
いかはアメックス・プラチナのプライオリティ・パスの申し込み時の説明文です。同伴者1名まで無料でラウンジ利用ができるとなっています。
プラチナ・カード会員様は、プライオリティ・パスの会員資格を無料で取得いただけます。プライオリティ・パスをご利用いただくことで、世界1,200ヶ所以上のプライオリティ・パス・ラウンジにて、ご搭乗までの時間をゆったりとお過ごしいただけます。ご同伴者様も1名様までラウンジを無料でご利用いただけます。
アメックス(プラチナ・ウエブより引用)
日本国内では対応空港が少ない
日本の空港では、プライオリティ・パスが使えるラウンジがかなり少ないのが現状です。運営の会社がイギリスの会社なので、仕方のない事かもしれませんが羽田空港にないのは残念ですね。
日本国内でプライオリティ・パスが使える空港は次の通りです。
- 関西国際空港 KAL Business Class Lounge
- 成田国際空港 IASS Executive Lounge
KAL Business Class Lounge
T.E.I Lounge - 福岡国際空港 KAL Lounge
- 中部国際空港 Centrair Global Lounge
KAL Lounge
Star Alliance Lounge
プライオリティ・パスは無料で発行が基本
プライオリティ・パスはクレジットカード付帯のサービスとしてメジャーなものになっています。もし、ご自身のクレジットカードでプライオリティ・パスが発行できるのであれば、ぜひ発行する事をお勧めしたいと思います。
海外へお仕事、旅行でお出かけになる際は、少し早めに出発して空港ラウンジを楽しんでみては如何でしょうか。
番外編
プライオリティ・パス会員は、関西国際空港 第一ターミナルにある「ぼてぢゅう」で、3,400円分の食事をする事ができます。同伴者1名まで無料の場合は、合計で6,800円分の食事が無料になります。時間帯によっては非常に混在しており1時間以上待つこともありますので、利用の場合は出発時間と相談しながらになりそうです。