ダイナースクラブ コンパニオンカードとTRUST CLUBプラチナマスターカードの違いってあるの?

ダイナースクラブ コンパニオンカード クレカ
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ダイナースクラブ のクレジットカードには、ダイナースクラブ コンパニオンカードというサブカードがあります。

ダイナースクラブ コンパニオンカードは、ダイナースクラブの加盟店の弱さ(使える店舗の少なさ)を補う為のサブカードとなっており、プラチナマスターカードとなっています。

ベース部分は、TRUST CLUBプラチナマスターカードですが、相違点もあります。

それらの相違点を、一度、整理してどちらがメリットがあるのかを、確認してみましょう。

ダイナースクラブ カード コンパニオンカード

ダイナースクラブカード 公式サイト
TRUST CLUB プラチナマスターカード 公式サイト

2つのクレジットカードの相違点

理解しやすくするために、先に相違点から押さえます。

ダイナースクラブ コンパニオンカードとTRUST CLUBプラチナマスターカードの相違点を挙げると、

  • 年会費
  • ポイント
  • 付帯保険
  • 決済可能額
  • 利用明細
  • 会員デスク

になります。

見やすいように、表にまとめてみましょう。

ダイナースクラブ コンパニオンカード TRUST CLUBプラチナマスターカード
入会目安 27歳以上で安定した収入がある 22歳以上で年収200万以上
年会費(税別) 本会員:無料
家族会員:無料
※ダイナースクラブカード本体
本会員:22,000円
家族会員:5,000円
本会員:3,000円
家族会員:無料
貯まるポイント ダイナースクラブ リワードポイント TRUST CLUBリワードポイント
ポイント還元率 200円につき1ポイント 100円につき2ポイント
ポイント還元率
(マイル交換時の実質)
1.0% 0.8%
海外旅行傷害保険 傷害死亡・後遺障害:1億円
傷害治療費用:300万円
疾病治療費用:300万円
賠償責任:1億円
携行品損害:1旅行50万・年100万
救援者費用:300万円
傷害死亡・後遺障害:3000万円
傷害治療費用:150万円
疾病治療費用:150万円
賠償責任:-
携行品損害:1旅行30万円(1つあたり10万)
救援者費用:50万円
国内旅行傷害保険 死亡・後遺障害:1億円
入院保険金:1日5,000円
手術費用保険金:5万~20万円
通院保険金:1日3,000円
傷害死亡・後遺障害:3000万円
(家族は1000万円)
利用可能枠 本体のダイナースクラブ カードと共通 30万円〜100万円目安
ETCカード なし
(本体のダイナースクラブのETCカード)
あり
カードデスク ダイナースクラブ 会員デスク TRUST CLUB会員デスク

ダイナースクラブ コンパニオンカードは、ダイナースクラブ カードの付帯カードの位置づけなので、受けられるサービスがダイナースクラブ カードに準拠しています。

2つのクレジットカードの共通点

ダイナースクラブ コンパニオンカードとTRUST CLUB プラチナマスターカードの共通点を、ご紹介します。

  • 国際ブランド:Mastercard
  • カードデザイン 
  • ステータス:プラチナカード
  • プラチナMastercardの特典:Taste of Premium
  • 発行会社:三井住友トラストクラブ

発行会社が同じで、カードデザインも同じという点が、この2つのクレジットカードの違いを分かりにくくしていますね。

通常サブカードですと、アメックスの場合は「AC」とか、特定の文字列が刻印されるのですが、それもありません。

参考記事:ダイナースクラブ コンパニオンカードで最強のクレジットカードになった

どちらのクレジットカードがいいか

ダイナースクラブ コンパニオンカードとTRUST CLUBプラチナマスターカードのどちらを発行するのか、は年会費と特典のバランスが自分に合っている方となります。

ただ、ダイナースクラブ コンパニオンカードは、先にご紹介した通り、ダイナースクラブ カードのサブカードになります。必然的にダイナースクラブ カードを発行することになります。

結果としては、年間維持コスト(税別)はダイナースクラブカード+コンパニオンカードの方が高くなります。

年会費の比較

2つのクレジットカードの年会費(税別)を、比較します。

ダイナースクラブ コンパニオンカード TRUST CLUBプラチナマスターカード
本会員 22,000円 3,000円
家族会員 5,000円 無料

この金額差に見合った特典を教授できるかどうか、が判断の基準となります。

ダイナースクラブ カードの優待

ダイナースクラブ カードの優待を下記に列挙します。

優待・サービスの内容
ポイント ダイナースクラブ リワードポイント(1%ANAマイル還元)
ダイナースクラブ ポイントモール
グルメ 所定のコース料理を2名以上利用で1名無料(エグゼクティブ ダイニング)
草喰なかひがし等の名店を予約できる「ダイナースクラブ ごひいき予約」
予約困難店で食事できるWishダイニング
1人用のお得な優待プラン「ごほうび予約」
料亭の予約代行(料亭プラン)
カード不要の「スムーズ ダイニング」
おもてなしプラン
ひらまつ優待
エンターテイメント・ライフ コナミスポーツクラブや人間ドック優待
ダイナースクラブ チケットサービス
ホテル内フィットネス 特別優待
ダイナースクラブ ポイントモール
トラベル 国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジ
手荷物無料宅配(帰国時)
国内外のホテル・旅館の宿泊優待
旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配
最高1億円の旅行保険
海外旅行保険プラス
ダイナースクラブ共通の優待特典
ゴルフ プライベートレッスン優待
名門ゴルフ場の優待予約

ざっと挙げても、これほどの優待があります。

ダイナースクラブカードの独自空港ラウンジは、日本国内では他の大多数のゴールドカード・プラチナカードで利用できないKAL Business Class Loungeを使えます。
(※プライオリティパスなら、入れます。)

参考記事:関空(KIX)でプライオリティパスが使えるKALラウンジは使い勝手が良すぎる

関空のKALラウンジは制限エリア外にあり、国内線搭乗時も利用可能です。成田空港のKALラウンジは第1ターミナルにあります。

また、所定のコース料理1名分を無料サービスで頂けるサービスは他のクレジットカードでもありますが、ダイニングサービスに強みがあるダイナースらしく利用可能店舗数は競合サービスと比較すると多いので、グルメに興味がある方にはお勧めとなっています。

  • ダイナース プレミアム エグゼクティブダイニング:約380店舗
  • ダイナースのエグゼクティブダイニング:約280店舗
  • 招待日和系のサービス(ゴールドダイニング、2 for 1 ダイニング、Taste of Premium等):約230店舗
  • JCBのグルメ・ベネフィット:約130店舗
  • 三井住友プラチナカードのプラチナグルメクーポン:約100店舗

ダイナースクラブ カードの特典については、詳しく解説した記事がありますので参考にしてください。

関連記事:ダイナースクラブカードの魅力と特典について

コストパフォーマンスで比較

コストパフォーマンスに重点を置いて比較すると、やはりTRUST CLUBプラチナマスターカード輝いて見えます。

TRUST CLUBプラチナマスターカード

年会費がなんと言っても3,000円(税抜)という破格の価格に関わらず、プラチナマスターカードの特典を利用できます。

プラチナマスターカードの特典でメリットが大きいと思われるものは次のものではないでしょうか。

  • コース料理1名分無料サービス
  • 最高150万円の傷害・疾病治療費用保険(海外旅行傷害保険)
  • ポイントの有効期間が無期限(年会費充当時は0.81%還元)
  • 宿泊予約サイト Reluxが3,000円OFF
  • Mastercard Taste of Premium
  • Boingo Wi-Fi
  • 手荷物宅配の優待サービス
  • ショッピング保険

日常から使えるサービスとして、Boing Wi-Fiがあります。海外のWi-Fiサービスというイメージが強いですが、日本でも使えます。

Mastercardの上級カードサービスであるTaste of Premiumの利用も可能です。

優待・サービスの内容
Taste of Premium ダイニング BY 招待日和 全国200店以上の有名レストランにて2名以上の利用で1名が無料
Taste of Premium 国際線手荷物宅配優待 帰国時の手荷物を1個500円で配送可能
Taste of Premium 国内高級ホテル・高級旅館 全国の高級ラグジュアリーホテル、高級旅館約900施設を利用可能
Taste of Premium るるぶモール レストラン割引優待 厳選された全国有名レストラン約100店舗で最大10%(2,500円)割引のクーポン
Taste of Premium 国内ゴルフ 全国約1,900コースのゴルフ場手配、約150コースの優待価格ゴルフ場の案内
Taste of Premium 海外ホテル・航空券 Trip.com特別優待
初回利用時8%割引、2回目以降6%割引
Taste of Premium 空港クローク優待サービス 空港クロークサービス、1着につき10%割引
Taste of Premium 海外用携帯電話・WIFIレンタルサービス 海外WiFiルーター:通信料15%OFF
海外携帯電話:通信料15%OFF
レンタル料金50%OFF
Taste of Premium ふるさと納税特別優待 特別な返礼品を用意

特にお得なのは、出発・帰国時の手荷物無料宅配と、高級レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になるサービスです。

たったの年3,000円(税別)の年会費でこれらのサービスを利用できるのは、驚愕の価格です。年1回でもこれを利用すれば、年会費はあっという間にペイできてしまうでしょう。

Boingo Wi-Fiは私も活用しているサービスで、世界100カ国・100万ヶ所以上のホットスポットで、インターネットに接続できるようになります。

実は、日本国内でも利用可能で、特に都市圏の駅ではほぼ問題なく接続できます。

Boingo Wi-Fiの利用に関しては、別の記事で詳しく使い方をご説明しています。

参考記事:日本でも、海外でも最高に使えるBoingo Wi-Fiの使い方

ポイントの有効期間が無期限なので、有効期限を気にする必要がない点も大きなメリットです。せっかく貯めたポイントが失効という悲惨なケースを回避する事ができます。

こうしてみてくると、TRUST CLUBプラチナマスターカードは非常にコストパフォーマンスの高いクレジットカードだという事がわかります。

まとめ

ダイナースクラブ コンパニオンカードとTURST CLUBプラチナマスターカードという、三井住友トラストクラブが発行するクレジットカードがあります。

共に国際ブランドはMastercardになり、クレジットカードのデザインも共通です。

しかし細部をみてみると、受ける事ができる優待や特典、また年会費の維持コストなどが異なります。圧倒的に多くの優待を受けたいという事であれば、ダイナースクラブ コンパニオンカードが優れています。

その反面、コストパフォーマンスでみるとTURST CLUBプラチナマスタカードが圧勝となります。

この記事をじっくり見ていただき、どちらのクレジットカードにするかじっくり検討してみてください。