バラマキ期間が終わったPayPayですが、今までが大判振る舞いだった為に、反動が恐ろしい状態になっています。
「総額100億円の20%還元」というキャッチに釣られた皆さん、2020年4月以降はYahoo!カード×PayPayの組み合わせでも0.5%還元となっています。
本格的にバラまいたお金を回収に入ったとみて、間違いなさそうです。
ここまで還元率が落ち込むと、わざわざPayPayを使った決済する必要もないんじゃないかと考えてしまいます。
しかし、まんまと罠にバラマキの罠にハマって、Pay Payから抜け出せない方の為に、より高還元で切り抜ける策をご紹介したいと思います。
PayPay難民の救世主はKyash Cardになる
かつての最強コンビの「ヤフーカード×PayPay」で利用していた方は、まさかの改悪で阿鼻叫喚している事でしょう。
僕たちには手をこまねいている時間などありません。直ちに、次の一手で反撃に出る必要があります。
そこで今回の記事では、かつて最強のコンビと思われたPayPay×ヤフーカードを利用していた方に向けて、代わりになるカードを紹介します。それは「Kyash Card」です。
PayPay×ヤフーカードの改悪
PayPay×ヤフーカードの利用において、2020年1月までは、以下のようにポイントの2重取りが可能で、還元率は2.5%を叩き出す驚異の数字でした。
- ヤフーカードでPayPay残高チャージまたはPayPay決済:1.0%還元(Tポイント)
- PayPay決済の利用特典:1.5%還元(PayPayボーナス)
しかし、PayPay残高チャージ、もしくはPayPay決済時のTポイントの1.0%還元が2020年1月末に終了しています。とうとうポイントの2重取りが無くなりました。
このタイミングで「PayPay×クレジットカード」の利用で、ヤフーカードのポイント付与がなくなりました。
そのうえ、いつでも1.5%還元だったPayPay決済の利用特典のルールが2020年4月からは以下のように変更となってしまいました。
「PayPayを月間50回以上かつ10万円以上利用」
この条件を達成すれば、従来通り最大1.5%の還元を受けられます。
ところが、よくよく考えるとPayPayで月間10万円以上の利用となると、それなりに高額な決済が要求されます。
つまり今の述べた条件をクリアしないと例外なく通常還元率の適用となり、「PayPayはヤフーカードと組み合わせても通常還元率が0.5%にしかならない、改悪された」という事なってしまいます。
PayPayの支払い方法(PayPay決済)は2種類
PayPayの支払い方法(PayPay決済)は、以下2種類の方法から選べます。
- 「PayPay残高(電子マネー)」に銀行口座またはヤフーカードからチャージして支払う
- クレジットカード(VISA、Mastercard)を登録して支払う
重要なのはPayPay決済の利用特典が適用されるのは、「PayPay残高を利用」か「ヤフーカードでの決済」のみです。
先ほどご説明したようにPayPay×ヤフーカードは改悪のため、せいぜい0.5%還元を受けるのが精一杯です。
どう頑張っても、PayPay×ヤフーカードで従来の1.5%以上の還元を受けるのは難しいので、他の方法を採用するしかありません。
これからは、ヤフーカードの代わりに、通常還元率が1.0%以上の高還元率のクレジットカードを絡めてPayPayを利用した方が還元率は高くなります。
クレジットカードを使ったPayPayは、ヤフーカードを使わないと還元は一切適用されません。ですので、PayPayにKyashを組み合わせて、さらに高還元率クレジットカードという2枚技で還元率を最大化していきます。
この方法は面倒なのですが、既存のPayPayを使って、最大限にポイントを貯めたいという方は是非ともマスターしてください。
Kyash Card×高還元カードがおすすめ
まずKyash Cardを発行しましょう。
Kyash CardはVISAブランドのプリペイドカードで、PayPay決済に利用できます。
Kyash Cardの還元率は1%となっており、限度額や発行手数料によって3種類のカードに分類されます。
種類 | 利用限度額 | 発行手数料 |
---|---|---|
Kyash Card | 1回あたりの利用限度額 30万円 1ヶ月あたりの利用限度額 100万円 |
900円 |
Kyash Card Lite | 1回・24時間あたりの利用限度額額 5万円 1ヶ月あたりの利用限度額 12万円 |
300円 |
Kyash Card Virual | 1回・24時間あたりの利用3万円(本人認証なし 5千円) 1ヶ月あたりの利用限度額 12万円(本人認証なし 2万円) |
無料 |
そして、Kyash CardでPayPay決済を利用すると、以下のとおりポイントの2重取りが可能です。
- クレジットカードでKyash Cardにチャージ:クレジットカードのポイント還元
- PayPayに登録したKyash Cardから支払い:1.0%還元
このようにKyash Cardを利用すると決済の時だけではなく、チャージ時にもポイントをもらえます。
たとえば、1.0%以上の高還元カードでKyash Cardのチャージをおこない、PayPay決済すればそれだけで2.0%の高還元のルートの完成です。
PayPay×Kyash Cardの月間利用上限は2万円まで
PayPay決済にカード支払いを利用する場合、カードの3Dセキュア(本人認証サービス)対応状況によって、利用できる上限金額に違いがあります
残念ながら、Kyash Cardは3Dセキュアに非対応。そのため、1日に利用できる金額は5,000円、月に利用できる金額は最大2万円です。
上限金額が低く設定されているので限界がありますが、普段のコンビニ使いなら問題ないでしょう。
Kyash Cardは発行手数料900円が必要
PayPay×ヤフーカードの代わりの高還元獲得の主流ルートになる「PayPay×Kyash Card」ですが、Kyash Cardは発行手数料として900円がかかります。
年会費を抑える為には、Kyash Card LiteやVirtualカードの入手も検討した方が良いです。
先ほどKyash Card の種類について比較表を掲載しましたが、ざっくり比較すると下の通りです。
- Kyash Card Lite(年会費無料、発行手数料300円)
- Kyash Card Virtual(バーチャルカード、年会費・発行手数料無料)
- Kyash Card(年会費無料、発行手数料900円)
単純に発行手数料だけを考えると、Kyash Card以外の2枚がお得ですが、LiteもVirtualもポイント還元率が0.5%となってしまいます。
(※Kyash Card Liteは2020年4月まで1.0%還元、5月以降0.5%に変更)
ポイント還元率1.0%となるのは、Kyash Cardのみですので、より高還元を求めるのであれば、Kyash Cardの発行をお勧めします。
Kyash Cardは登録したクレジットカードやデビットカードからの自動チャージが可能です。
自動チャージ設定にしておけばチャージの手間をかけず、一般的なクレジットカードと同様に利用できます。
Visaタッチ決済にも対応しているため、対応店舗であればカードをかざすだけでのスマートな決済も可能です。(Google Payにも対応予定です)
さらに、クレジットカードよりも優れているのはセキュリティ性です。Kyash Cardにはカード番号が記載されていませんし、専用アプリから簡単に1回ごとや月ごとの利用上限額を設定する事ができます。
Kyash Cardチャージ用の高還元カードを用意
Kyash Cardチャージ用に、高還元のクレジットカードを用意しましょう。
ずばりお勧めは、REXカードです。Kyash Cardチャージに利用できる国際ブランドはVISAかMastercardですので発行の際はご注意を。
「REXカード」は、通常ポイント還元率が1.25%とお得です。
さらにはJACCSモール経由でネット通販を利用すると、プラス0.5%〜12.0%もポイント還元率がアップします。
「PayPay×Kyash Card×REXカード」なら、ポイント還元率は最低でも2.25%と簡単に驚愕の還元率に到達します。
REXカードで貯めたポイントは、「Jデポ」「ANAマイル」「マネーハッチ(投資)」に利用できますが、おすすめはJデポに交換する方法です。
Jデポとは値引きシステムであり、ポイントをJデポに交換することで翌月以降の請求予定金額からJデポ金額分が値引きされるため、実質キャッシュバックとなります。
REXカードは、別ページで徹底的に紹介していますので、併せてご覧ください。
参考記事:【2020年版】REXカード(レックスカード)の最新情報
まとめ
これまでPayPay×ヤフーカードで大きな還元を受ける事ができました。
しかし、PayPayのバラマキ期間が終わり、回収のタイミングに入ってしまいましたので、簡単に高還元を受けうる事ができなくなりました。
PayPay×ヤフーカードのルートが使えなくなったので、PayPay×Kyash Card×高還元カードというルートで高還元を狙う必要があります。
1つのルートがダメでも、別のルートで高還元を取れるという典型的な形です。3段ジャンプのようで少し面倒ですが、還元という利益にはかえることはできません。賢く立ち回って、がっつりポイントを獲得しましょう。